2025年8月8日の東京株式市場は、日経平均株価が反発し3営業日ぶりの上昇を記録しました。
前日の米国株高や円安基調が買い材料となり、投資家心理を支える展開となりました。
本記事では、今日の市場動向と注目銘柄、今後の見通しについて詳しく解説します。
■ 日経平均は反発、節目の38,000円に接近
8月8日の日経平均株価は、前日比+320円高の37,920円で取引を終了。前日に軟調だった反動や、米国での利下げ観測が再燃したことで、投資家のリスク選好姿勢が強まりました。特に、ハイテク・自動車株を中心に買いが優勢となりました。
また、円相場が1ドル=147円台まで下落したことも、日本の輸出企業の業績改善期待につながり、株価を押し上げました。
■ 米国株は小幅高、利下げ期待が支えに
前夜の米国市場では、ダウ平均が+80ドル高と小幅ながら上昇。FRB(米連邦準備制度理事会)高官の発言から、「年内利下げ」の可能性が再び意識され、長期金利が低下。これがナスダックやS&P500などの主要指数に好影響を与えました。
これを受け、日本市場でも金利に敏感なハイテク株が買われ、東京エレクトロンやレーザーテックなどが軒並み高となりました。
■ 個別銘柄:ソニーが急騰、決算サプライズで
今日の個別銘柄で注目を集めたのはソニーグループ(6758)。昨日発表された2025年4~6月期の決算で、営業利益が市場予想を上回ったことが材料視され、5%超の上昇となりました。特にエンタメ事業やイメージセンサー部門が好調で、今後の成長性にも期待が高まっています。
■ 今後の注目ポイント:米CPIと日銀の政策決定会合
来週に発表予定の米消費者物価指数(CPI)と、月末に控える日銀の政策決定会合が、今後の市場の大きな材料となります。物価指標によっては、米利下げ時期が前倒しされる可能性もあるため、今後の金利動向には要注目です。
【まとめ】
本日(2025年8月8日)の株式市場は、円安や米国株高を背景に上昇となりました。企業決算や米国の経済指標を見極めながら、今後も不安定な展開が続く可能性はあるものの、中長期では堅調な地合いが期待されます。
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