ポケモン（ポケットモンスター）は、日本が誇る世界的なキャラクターIPのひとつであり、その人気は子どもから大人まで幅広く、長年にわたり世界中で愛されています。ゲーム、アニメ、映画、グッズ、カードゲーム、スマートフォンアプリなど、多彩なメディア展開により、経済的にも非常に大きな影響を与えています。
こうした背景から、投資家の間では「ポケモンに関連する企業の株」は、安定的な成長が期待できる投資先として注目されています。ここでは、ポケモンと関わりの深い企業を中心に、注目の関連銘柄をご紹介します。
1. 任天堂（7974）｜ポケモンの“原点”を支える中核企業
任天堂は、ポケモンシリーズのゲームを展開している主要企業のひとつであり、「ポケットモンスター 赤・緑」以来、全ての本編タイトルは任天堂のゲーム機向けに開発・販売されています。さらに、株式会社ポケモン（非上場）の筆頭出資者でもあり、ポケモンIPの収益から直接的な恩恵を受けています。
- ポケモン本編ソフトは任天堂の主力IPのひとつ
- ゲーム機の販売にも大きく貢献（Switch・今後の新型機）
- キャラクター人気により、ソフトの売上が安定して高水準
ポケモンだけでなく、マリオやゼルダなど他のIPとのバランスも良く、安定感と成長性の両方を兼ね備えた長期保有向き銘柄としておすすめです。
2. DeNA（2432）｜スマホゲーム『ポケモンマスターズEX』を運営
DeNAは、株式会社ポケモンとの共同開発により、スマートフォン向けゲーム「ポケモンマスターズEX」を運営しています。このゲームは世界中でリリースされており、収益面でも好調を維持しています。
DeNAはポケモン以外にもスポーツ（横浜DeNAベイスターズ）や医療関連事業、交通系アプリ（マイカー管理）なども展開しており、ポケモンIPとの関わりを軸にしつつ、事業の多角化が進んでいます。
3. 東宝（9602）｜ポケモン映画を長年配給
映画『劇場版ポケットモンスター』シリーズを長年配給しているのが東宝です。1998年から継続的に劇場公開されており、夏休みシーズンには毎年安定した興行収入を記録しています。ポケモン映画は家族層の動員が強く、東宝の映画事業において重要な位置づけを占めています。
ジブリ作品や名探偵コナンなどのアニメIPとも連携が深いため、キャラクター映画に強い映画会社として、今後も安定的な興行収益が見込まれます。
4. クリーチャーズ株式会社（非上場）｜ポケモンカードの開発元
ポケモンカードゲームの開発・制作を担当する企業で、ゲームフリーク、任天堂とともに株式会社ポケモンの出資元の一社です。現在は未上場ですが、業績好調により将来的な上場を期待する声もあります。直接投資はできませんが、任天堂などの株を通じて間接的に関連する利益を得ることが可能です。
5. カルビー（2229）｜意外なポケモンコラボ銘柄
カルビーは過去に「ポケモンチップス」などでポケモンとコラボした商品を販売しており、子ども向け市場で高い認知度を持っています。こうしたキャラクターコラボは話題性があり、販売促進につながるため、企業としても安定した需要が見込めます。
株式会社ポケモンは非上場
ポケモンブランドを管理・運営する株式会社ポケモンは、任天堂・ゲームフリーク・クリーチャーズの3社による共同出資によって設立された企業です。しかし、現時点では未上場企業 そのため、ポケモン関連に投資する場合は、出資元である任天堂を中心に、周辺企業を組み合わせてポートフォリオを組む方法が一般的です。 まとめ｜世界的IPの“安定感”を投資に活かす ポケモンは、単なるゲームやアニメの枠にとどまらず、教育・観光・ヘルスケアなど多様な分野に広がる巨大IPです。そのブランド価値は非常に高く、関連企業にとっては継続的な収益源となっています。 特に任天堂は、ポケモンのゲーム販売を中心にIPの恩恵を受けており、他の自社IPと合わせて安定した業績を維持しています。ポケモンファンの方はもちろん、長期的な成長を狙いたい投資家にもおすすめのテーマ株です。
